darupen_darupenがただ好きなモノを語るだけのブログ(darupen_darupenがただコレクションを羅列するだけのブログ、改題)

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俳優久保和彦氏。第二十六部(祝準座員昇格、1983)

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文学座50年史より。この中から久保氏を探すのは、ちょっと頑張った。

ショートアイズ再演(※1)翌年初旬、準座員昇格(※2)。おん歳27。これを機に、多分各種オーディションを受けて、最終的にヘスラー指揮官どのをぶんどって来ることになると思われる。
実は東映特撮系に文学座はあんまり強くない。パイプがあるのは東芝日曜劇場ナショナル劇場を擁するTBS系。後年TBS側に軸足を移した理由は多分この辺りもある。特撮以外では必ず共演に文学座所属俳優が居るのもそう言うことなのだ(※3)。同じ特撮で現役文学座出なのはあとはファイブレッド学兄さん(※5)とスナックゴンのマスター(※6)ぐらいしか見当たらんのである。それでなおものにしたと言うことは相当な熱量をもって臨んだ+これ以上ないハマり役だったと思って良い(※7)。
この年、中学生日記でテレビデビュー(※8)ののち、アトリエでG.R.ポイント公演(※9)後、間をおかずにオセロー(※10)。オセローでほぼ年末まで拘束されている。この合間にオーディションして衣装合わせして撮影会行って本撮影開始である。翌年のシャイダー撮影年と合わせ、俳優人生最大の忙殺ゾーンに突入している(※11)。

※1/1982年。
※2/1983年2月。なお、一緒に郁恵ちゃんの旦那も昇格。あちらは雑誌に昇格の話題が取り上げられていたりする。昇格祝いに大御所北村和夫氏からトロ握り振る舞って頂いたとか言う内容。えっちょっと、貴方だけですか?オセローに連れてってもらったくらいだから、久保氏だって覚えは目出度い筈なんだがなあ。
※3/中学生日記に矢羽みどり女史、そして戦争が終ったと深夜にようこそに角野卓造氏、精霊ながしはちょっと捻って岡部耕大先生、女ともだちに早坂直家氏。植村直己物語では重鎮塩島明彦氏と共に出撃。居ないのはシャイダーだけ。厳密にはコム長官が文学座出身だったりするが。
※5/藤敏也氏。地球戦隊ファイブマン
※6/高原駿雄氏。秘密戦隊ゴレンジャー
※7/以前言及したように、東映側がアクションできるJAC所属役者を差し置いてでもこいつにやらせたいと思わせたものがあったのだ。今風に言えば、映える役者だったと言う感じか。
※8/1983.4.10放映。昇格直後にテレビデビュー。これをリアタイできた人が羨ましい。
※9/1983.6-7。
※10/1983.10-11。
※11/その間に気晴らしにツーリングしてらしたとすると、まあ今で言うところのリア充だなあ。颯爽とマシンを駆る姿はさぞかしサマになっていたことだろう。何でそれがフィルムに残っておらんのだ。勿体ない。