darupen_darupenがただ好きなモノを語るだけのブログ(darupen_darupenがただコレクションを羅列するだけのブログ、改題)

当方が愛するこもごもをランダム且つ気まぐれに電脳の海の片隅でひっそりご紹介。のはずが何か違う。

俳優久保和彦氏。第二十七部(地球征服チャレンジ、1984)

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魔宮の裏切り兄弟より。オーバーな演技を主軸にしてらしたので、口を引き結んでいることが大半のヘスラー指揮官どのであるが、それを抑えるだけでこのハンサムぶり。

準座員昇格翌年、久保氏は舞台を踏まずに一年過ごす(※1)。
朝早くて夜遅いので有名な東映特撮現場(※2)にレギュラーで入れば、まず舞台には立てまい。増してや、セット撮影だけで済むポー様とは違い、ロケバリバリの行動隊長どのである。おまけに#13以降人間態にもなって動くとなればメイクに着替えに独楽鼠(※3)。忙しくないわけがない。
この時代はオールアフレコなので(※4)大泉へ録音にも通わねばならず、正直遊んでる暇はあんまり無さげ。そりゃ深酒もしようと言うもんである。よくこの状況でツーリングしてらしたなあ。しかも、JACに通って立ち回りまで練習してた旨(※5)を勁文社インタビューで言及している。演技に対するストイックさは流石老舗演劇集団所属なだけのことはある(※6)。

※1/セミレギュラーレベルならともかくも、主人公とほぼほぼ同程度の露出がある立場である。#45で退場するまで皆勤なのだから、アホかという忙しさだった筈なのだ。
※2/どのキャストもこれを後年愚痴る。東映名物と言って良い。まあ、此処で鍛えられるのであるが。
※3/例えば金メダル仕掛人。老紳士→ヘスラー指揮官どの→ダブル背広の好青年と一挙に変わるシーンがある。当然その場で着替えてメイクして撮影するわけで、その数秒のためにどんだけ手間と時間掛かってるかという話。
※4/後年、ニュージェネを撮影した時に、アニー役森永奈緒美女史が、同時録音になって段違いにやり易くなった旨をインタビューにて言及している。
※5/よっぽど苦労なさったと見え、JAC所属俳優を手放しで称賛している。
※6/あのメンツでは、多分その辺に共感出来るのはギャル1お姉さまだけであったろうなあ。プロの意識という点では、ギャル5お姉さまもなかなかのものであったが。