darupen_darupenがただ好きなモノを語るだけのブログ(darupen_darupenがただコレクションを羅列するだけのブログ、改題)

当方が愛するこもごもをランダム且つ気まぐれに電脳の海の片隅でひっそりご紹介。のはずが何か違う。

電脳の海の目視ブイに岩礁出現。

最近、ネット界隈で往年の特撮俳優さんがたがちらほらと露出をして下さる事例が続いており、ファンとしては感極まる事態となっている。
驚いたのはドクターポルター吉岡ひとみ女史及びガイラー将軍栗原敏氏のYouTube登板。お二方ともお元気そうで何よりである。
加えて機動刑事ジバン日下翔平氏、巨獣特捜ジャスピオンアンリの塚田聖見女史のTwitter参戦と、楽しいことこの上ない。
来年から宇宙刑事のメモリアルイヤーに入る。
また何か、國米氏が他愛ないお話を溢して下さればファンとしては幸甚である。

俳優久保和彦氏。第三十四部(舞台商人、1987)

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リアルシング地方公演パンフ掲載のプロフィールスチール。当方はこれの画質劣化版であるケイブンシャ大百科スチール1枚で30年以上を乗りきると言う荒行を強制遂行した

なんと瓢箪から駒的に久保氏最後の舞台<商人>の台本拝読の機会到来。(※1)
元ネタは所謂ヴェニスの商人。悪徳ユダヤ人をとんちでやり込める勧善懲悪話であるが、そこは文学座アトリエ。そんなストレートな劇をやるはずがない。(※2)
この話は、シャイロックが実はスゴい良いやつで、社会の仕組みそのものが歪んでいると言う斬新な切り口のおとぎ話なのである。
なんせアントニオウとシャイロックはマブダチ。2人とも真面目ゆえに法を守って袂を別つ。(※3)
久保氏演じるバサーニオウに至っては、原典では前途有る人品いやしからぬ若者のはずが、どなすんねんレベルで度量の狭い若造に。(※4)
この舞台を最後に、1年間公演不参加の後、翌年師走に久保氏は演劇界の東大を去る。(※5)

※1/アーノルド・ウェスカー作。
※2/到底商業演劇では掛けられぬ演目をやるのがアトリエの基本方針。そりゃもう尖りまくりの作品目白押し。人権侵害だろうが裸だろうが果敢に挑むのである。
※3/原典では好好爺のアントニオウを陥れる意地悪シャイロックと言う構図。これがウェスカーの手にかかると、悪法も法なり、と友情との板挟みになる男二人の悲劇となった。
※4/ナチュラルにユダヤ差別するわ女性差別するわ。口も悪い。自分の嫁になる人の容姿ボロクソ。なるほど遣り甲斐のある難役ではあるが、ファンとしてはこれを花道とするにはあんまりと言えばあんまりである。
※5/くたばれヤンキースのように外部出演していたなら話は変わるが、文学座史から外部データは得られない。公演パンフか演劇情報雑誌辺りを総当たり攻撃する必要が有るが、道のりが遠すぎて眩暈がする。何か取っ掛かりが欲しいところではあるが、さて。

電脳の海で出会う幸運。

出会うと言っても、単に此方が提示された情報を得るだけで、別にやり取りが出来るわけでもない。でもそれで良い。本当に良い時代になった。
願わくば、また、良き報せの有らんことを。

俳優久保和彦氏。第三十三部(舞台リアルシング2)

以前拝見したパンフはサンシャイン劇場公演時のものであったが、地方公演版パンフ拝読機会に遭遇。
わざわざ表紙とサイズを変更してリリースしたのだ、何か差異があると踏んだ。当方が狙うは、舞台写真の追加掲載である。(※1)
勘繰り大当たり。四葉ほど掲載の中に、一葉、ブローディが居る。太地喜和子女史、江守徹御大を両脇に、ブローディを中心に配したこの上ないスチールである。こう言うのが!見たかった!(※2)
うむ相変わらず良いオトコである。(※3)50年史の角刈りはどうやらブローディ用のものだった様子。角刈りと言ってはいかんのかも知れん。
俳優紹介スチールも差し替えられている。(※4)ケイブンシャシャイダー大百科に載っている一葉が、画質アップにて掲載。オセローの一葉とこの一葉はマストである。

※1/タイミング的に、サンシャイン劇場での撮影分が掲載されていると踏んだのである。
※2/頒布はないのか頒布は。
※3/舞台メイクは総じて濃いものではあるが、ブローディも例に漏れず、シャドウを引いている。不思議ソング作戦を彷彿とさせる。
※4/差し替えは久保氏のみ。何で?

俳優久保和彦氏。第三十二部(古巣帰還、1985)

以前も書き散らした話題ではあるが、まあ年表追跡中なのでいってみよう。
シャイダー終了翌年1985年初頭、座員昇格(※1)。同時並行でテレビ朝日ではなくTBSに軸足を移し(※2)、久保氏はテレビと舞台二足の草鞋状態で活動続投する。
舞台はアトリエの團十郎と音次郎(※3)及び外部出演のくたばれヤンキース(※4)のみだが、稽古や移動やとあれこれ考えると多分この2本で限界(※5)。
テレビは夏の終戦記念ドラマ(※6)、東芝日曜劇場(※7)。こちらは単発なのでまだ余裕があったかと思いたいが、舞台に忙殺されるなら多分こちらもこれが限界だったかと(※8)。
テレビ露出の基本が単発ドラマ現代もの、なるほど当方のアンテナにかからぬ筈である。刑事物時代劇特撮この辺に居ないのだから土台無理な話(※9)。
久保氏の情報を追っていて感じたのは、基本的に和物には食指を伸ばさなかったご様子。舞台のジャンルが洋モノに偏っている(※10)。岡部耕大先生の作品だけが例外で、この繋がりで精霊ながしの三郎はこの世に出たと考えて良い気がする(※11)。余程團十郎と音次郎で気に入られたか、と。そんなにサマになる壮士ぶりだったのか。まあガタイの良い色男だからなあ。

※1/郁恵ちゃんの旦那も同時期昇格。此方はこの時点で既に主演舞台マリウスをこなしている。ラガーやりながらこれやったのだから文句なくスゴい。認めざるを得ん。
※2/文学座はTBSにパイプを持っている。なのでそちらからお声が掛かっているのである。頑なに別局に出てないのは、実は本人の意向ではなく、所謂不可抗力ではなかったかと勘繰るほどにTBS一択である。
※3/1985.6.14-6.23上演。
※4/1985.12.7-12.22上演。サンシャイン劇場ニッポン放送江本孟紀氏主演。歌とダンスに相当苦戦した模様。殺陣と言いミュージカルと言いそんな無謀チャレンジばかりしてらっしゃるのかと。
※5/台本あわせやら通し稽古やらなんやらかんやらで2ヶ月は欲しかろう、と考える。その間隙を縫ってテレビ収録。
※6/そして戦争が終った、1985.8.26。
※7/精霊ながし、1985.9.27。
※8/舞台に立つのを念頭に置くならば、テレビドラマレギュラー出演とかとんでもない話だったのである。
※9/ここでナショナル劇場に来てくれていれば、多分分岐ルート発生だったかと。しかしながら和物には消極的であったらしいとなると詰み。
※10/それが本人の意向か否かは不明であるが、やったこともないミュージカルにまで投げ込まれた事を鑑みるに、あんまり本人の要望は関係なかったんではないかしらねえ、と親戚のおばはんみたく考えてしまう。根拠はない。
※11/精霊流し自体は複数回上演やら放送やらされてたりするんだが、ほぼおばあと静ちゃんの会話劇に終始する。この1985年版だけが異質なのである。あの三郎と言うキャラは、それこそ久保氏のために産み出されたもので、どんだけ優遇されたんだあの男前は。そりゃ主演ふたりについでクレジットされるわ台本。…根拠はない。