darupen_darupenがただ好きなモノを語るだけのブログ(darupen_darupenがただコレクションを羅列するだけのブログ、改題)

当方が愛するこもごもをランダム且つ気まぐれに電脳の海の片隅でひっそりご紹介。のはずが何か違う。

ジャッカー電撃隊(1977)

f:id:darupen_darupen:20200530084230j:plain
ポピニカマッハダイヤ

二番手の苦悩を一手に引き受けた感のある(※1)本作であるが、ゴレンジャーからシリアス部分だけ抽出したような前半部(※2)はきっと今なら受ける。世に出るのが早すぎた(※3)。
カニックは充分今見てもカッコいい(※4)。ビクトラーシリーズ(※5)を産み出した功績も見逃せない。

※1/前作ゴレンジャーが二年続いたのに、本作は2クール。半年。長嶋茂雄の息子やらと似たようなもんで、先達が偉大だと後進はプレッシャーやらなんやらでぱっとしない理論。
※2/主人公たるスペードエースに『僕は親から貰った身体を大事にしたいんです』と言わせている。ヒーローになることを一度は断るとか、マーチャンダイジングに真っ向から喧嘩を売るシリアスぶりであった。
※3/石森イズムを前面に押し出した作風はライダー旧1号編と同じで、時代を先取り過ぎ、結果として番場壮吉の召喚を余儀なくされた。もしこの令和の世にこの作品が生まれて居たならば、ビッグワンは多分この世には出ていない。
※4/マッハダイヤのカッコ良さったらない。あんなレーシングカー然とした車高の低さ、子供心をホールドしない筈がない。まず発売当時に買ってもらい、当然のように壊し、15年後に大枚8000円払ってショップより買い直した。今だと幾らするだろう。
※5/ぶっちゃけミクロマンの二番煎じにして、ポピーが展開していた廉価版玩具シリーズの一角。だが玩具としては可動性、耐久性、デザイン、どれも高い水準をクリアしたシリーズであり、今もなお高値で取引される。