darupen_darupenがただ好きなモノを語るだけのブログ(darupen_darupenがただコレクションを羅列するだけのブログ、改題)

当方が愛するこもごもをランダム且つ気まぐれに電脳の海の片隅でひっそりご紹介。のはずが何か違う。

俳優久保和彦氏。第三十一部(文学座五十年史舞台写真)

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テレランビジュアルスペシャルより。散華回の一葉。崖の上よりシャイダーを追い詰めるシーンなのだが、こう見るとあの1秒のシーンはこんな開けた場所で撮ったのだと分かる

かなり無理して結構長い時間拝見させていただいて。
編集後記に<舞台写真の選定にあたり現時点在籍の座員が必ず一度は載るように配慮>と有るから読み込んでみたが。
居ないな!?(※1)
ひょっとすると役名のない完全モブと言うことも有り得るかと、研究所入所の1980年から1986年までの掲載スチール全て拝見したが。
やっぱり居ないな!?(※2)
此処まで露出のレア度が高いとなると、逆にシャイダー時のお姿が相当残っているというのは天の采配というやつか、とすら思う。(※3)

※1/いや、うん、もしかしたら当方の単なる見落としかもしれん。相貌認識能力難有だし。
※2/いくらなんでも扱い酷くない!?
※3/有る意味一番男前時期のお姿が、動画でもスチールでも残されていると考えて良い。VHSビデオ、LD、DVD、Blu-rayにまでなってるのだからほぼ永久保存版である。

俳優久保和彦氏。第三十部(舞台リアルシング、1986)

いや何でこんなに来訪あんだよ(※1)大したこと書いてないよ、てかあたし風情が入手出来る情報なんざたかが知れまくりの泡沫よ?多分誰でも分かる事柄しかないよ?

閑話休題
舞台リアルシング(※2)のパンフ拝見の好機到来。
何か見るごとに新しい情報が入って楽しい。
以下箇条書き。

・演者のポートレートは使いまわし(※3)。
・研究生になった年度特定(※4)。
・パンフ作成時点で既婚(※5)。
文学座史には載らない外部出演の情報落手(※6)。
・久保氏演じるブローディの出番は、少ない(※7)。

※1/何度でも言うが、片手以上の来訪があるとかおかしい。閲覧する価値があるような文章書けるなら多分もう少し良い暮らしをしている。
※2/1986年。
※3/オセローのパンフと同一の一葉。いやまあ確かに珠玉のワンショットだとは思うが、流石に3年前のをそのまま使うのは如何かと。なんせこの時点でおん歳31。27や28と同一視しても問題ない…のか。演劇の世界ではこれが常識なのか。
※4/1980年研究所入所の旨記載。やっぱり下積み三年の読みは良いところをついている気がする。
※5/年齢から行けば何一つ不思議はない。下手するとシャイダーの時点で妻帯者かも。タンデムに奥方乗せてツーリングが楽しみとかナチュラルに惚気ておいでの由。こんちくしょう末永く幸せになりやがれ。
※6/リアルシングの前、1985年12月、江本孟紀氏主演ミュージカル<くたばれヤンキース>に客演との情報。相手チームの四番打者。 …ふむ、なんとなく思うところ有り。また別件で記事にするか。
※7/社会運動やって投獄されてたガサツな男、と言う役回りらしい。ガサツ。あんな男前に、ガサツとか。ヘスラー指揮官どのが確かに脳筋ではあったけども。この辺も若干思うところあんだよなあ。

俳優久保和彦氏。第二十九部(電脳の海の目視ブイ2)

2021.8.13時点でグループライン(※1)にご本人コメント投下の旨、確認(※2)。
これ以上の朗報は、ない。
今この瞬間も同じ星の上にいる光栄に感謝を。

※1/シャイダーのスタッフキャスト有志でグループラインを開設しておいでの旨、國米氏が明言。久保氏が書き込み率1位を誇る例のラインである。無論、プライベートなものであり、内容までは非開示である。
※2/國米修市氏Twitterより。

俳優久保和彦氏。第二十八部(祝生誕)

久保和彦様

66回目のお誕生日、おめでとうございます。
不特定多数の前で匿名とは言え、お祝いの言葉を口に出すのはこの37年で初めてのことです。緊張の余りに文章綴りながらへたり込みそうです。
貴方様を初めて拝見したのが小学五年。以来ずっとブラウン管にお姿を探しました。ネットが台頭してからはそちらでも平行してお探ししました。
貴方様の足跡を追う度、自分のタイミングの悪さに唇を噛みました。せめて私がシャイダー放映時に高校生程度であれば、自力でファンレターなりとも差し上げられたし、舞台を拝見することも可能だったのです。たかが一地方在住の小学生にそれは難題でした。また、私が高校に上がる直前に退座なさっておられるのだから、以降どれほどお探ししても見つからぬ道理です。
行動力も資金力もなく、情報探索の下手な私では、Blu-ray発売まで何一つ知ることは叶いませんでしたが、あの伝説の同窓会をきっかけに、ほんの少しですが貴方様の歴史のようなものを知ることが出来、ファンとしてこれ以上の至福はございません。
思えば私が生まれた時、既に貴方様はこの世においでなわけで、以降47年、ずっと同じ星の上に居て下さいました。それだけでも身に余る光栄です。本当にありがとうございます。
どうかこれからも、末永くご壮健にて、お健やかに、お過ごし下さいますよう、願っております。出来ますればお酒はほどほどにて。

2021.8.11 darupen 拝

追伸、どうかこれからもファンであることをお目こぼし頂ければ幸甚です。

俳優久保和彦氏。第二十七部(地球征服チャレンジ、1984)

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魔宮の裏切り兄弟より。オーバーな演技を主軸にしてらしたので、口を引き結んでいることが大半のヘスラー指揮官どのであるが、それを抑えるだけでこのハンサムぶり。

準座員昇格翌年、久保氏は舞台を踏まずに一年過ごす(※1)。
朝早くて夜遅いので有名な東映特撮現場(※2)にレギュラーで入れば、まず舞台には立てまい。増してや、セット撮影だけで済むポー様とは違い、ロケバリバリの行動隊長どのである。おまけに#13以降人間態にもなって動くとなればメイクに着替えに独楽鼠(※3)。忙しくないわけがない。
この時代はオールアフレコなので(※4)大泉へ録音にも通わねばならず、正直遊んでる暇はあんまり無さげ。そりゃ深酒もしようと言うもんである。よくこの状況でツーリングしてらしたなあ。しかも、JACに通って立ち回りまで練習してた旨(※5)を勁文社インタビューで言及している。演技に対するストイックさは流石老舗演劇集団所属なだけのことはある(※6)。

※1/セミレギュラーレベルならともかくも、主人公とほぼほぼ同程度の露出がある立場である。#45で退場するまで皆勤なのだから、アホかという忙しさだった筈なのだ。
※2/どのキャストもこれを後年愚痴る。東映名物と言って良い。まあ、此処で鍛えられるのであるが。
※3/例えば金メダル仕掛人。老紳士→ヘスラー指揮官どの→ダブル背広の好青年と一挙に変わるシーンがある。当然その場で着替えてメイクして撮影するわけで、その数秒のためにどんだけ手間と時間掛かってるかという話。
※4/後年、ニュージェネを撮影した時に、アニー役森永奈緒美女史が、同時録音になって段違いにやり易くなった旨をインタビューにて言及している。
※5/よっぽど苦労なさったと見え、JAC所属俳優を手放しで称賛している。
※6/あのメンツでは、多分その辺に共感出来るのはギャル1お姉さまだけであったろうなあ。プロの意識という点では、ギャル5お姉さまもなかなかのものであったが。

俳優久保和彦氏。第二十六部(祝準座員昇格、1983)

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文学座50年史より。この中から久保氏を探すのは、ちょっと頑張った。

ショートアイズ再演(※1)翌年初旬、準座員昇格(※2)。おん歳27。これを機に、多分各種オーディションを受けて、最終的にヘスラー指揮官どのをぶんどって来ることになると思われる。
実は東映特撮系に文学座はあんまり強くない。パイプがあるのは東芝日曜劇場ナショナル劇場を擁するTBS系。後年TBS側に軸足を移した理由は多分この辺りもある。特撮以外では必ず共演に文学座所属俳優が居るのもそう言うことなのだ(※3)。同じ特撮で現役文学座出なのはあとはファイブレッド学兄さん(※5)とスナックゴンのマスター(※6)ぐらいしか見当たらんのである。それでなおものにしたと言うことは相当な熱量をもって臨んだ+これ以上ないハマり役だったと思って良い(※7)。
この年、中学生日記でテレビデビュー(※8)ののち、アトリエでG.R.ポイント公演(※9)後、間をおかずにオセロー(※10)。オセローでほぼ年末まで拘束されている。この合間にオーディションして衣装合わせして撮影会行って本撮影開始である。翌年のシャイダー撮影年と合わせ、俳優人生最大の忙殺ゾーンに突入している(※11)。

※1/1982年。
※2/1983年2月。なお、一緒に郁恵ちゃんの旦那も昇格。あちらは雑誌に昇格の話題が取り上げられていたりする。昇格祝いに大御所北村和夫氏からトロ握り振る舞って頂いたとか言う内容。えっちょっと、貴方だけですか?オセローに連れてってもらったくらいだから、久保氏だって覚えは目出度い筈なんだがなあ。
※3/中学生日記に矢羽みどり女史、そして戦争が終ったと深夜にようこそに角野卓造氏、精霊ながしはちょっと捻って岡部耕大先生、女ともだちに早坂直家氏。植村直己物語では重鎮塩島明彦氏と共に出撃。居ないのはシャイダーだけ。厳密にはコム長官が文学座出身だったりするが。
※5/藤敏也氏。地球戦隊ファイブマン
※6/高原駿雄氏。秘密戦隊ゴレンジャー
※7/以前言及したように、東映側がアクションできるJAC所属役者を差し置いてでもこいつにやらせたいと思わせたものがあったのだ。今風に言えば、映える役者だったと言う感じか。
※8/1983.4.10放映。昇格直後にテレビデビュー。これをリアタイできた人が羨ましい。
※9/1983.6-7。
※10/1983.10-11。
※11/その間に気晴らしにツーリングしてらしたとすると、まあ今で言うところのリア充だなあ。颯爽とマシンを駆る姿はさぞかしサマになっていたことだろう。何でそれがフィルムに残っておらんのだ。勿体ない。