darupen_darupenがただ好きなモノを語るだけのブログ(darupen_darupenがただコレクションを羅列するだけのブログ、改題)

当方が愛するこもごもをランダム且つ気まぐれに電脳の海の片隅でひっそりご紹介。のはずが何か違う。

ヘスラー指揮官どののメイクとその効用(宇宙刑事シャイダー、1984)

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ロッテ宇宙刑事シャイダーガムシール

コレクターと言うカテゴリに棲息する当方に、久保和彦氏は難易度が桁違いに高い(※1)。
シャイダー関連以外のデータやグッズとなると本当にない(※2)。
シャイダー関連だと、有難いことに、当方のもつ数少ないアイテムの中からでも、画像のように、本編では見られないメイクのヘスラー指揮官どのにしばしばお目にかかることが出来る(※3)。
メイクが本番収録直前に変わるなんて特撮界隈ではよくある話(※4)。なんでそうしたか?を推測してみたい(※5)。
基本的に前線行動隊長系は切れ者(※6)か脳筋(※7)の二択で、ヘスラー指揮官どのは脳筋サイドに設定されて居る(※8)。
それを踏まえると、初期のメイクは脳筋をイメージするには確かに大人しすぎる(※9)。
だから、あのどぎついステンドグラスメイクは、武闘派幹部にキャラを固定させるための策(※10)であったと思われる。
だが、武闘派の頭足りない幹部コースだと、ガイラーの二番煎じ(※11)でしかない。
二番煎じから脱しようと考えたのがスタッフか、久保氏か、それはわからない(※12)。ただ、ターニングポイントが#13金メダル仕掛け人なのは間違いない(※13)。あのステンドグラスメイクが完璧なだけに、変装時の男前が際立つというオマケつき。狙ったなら相当なやり手。
あの時点で久保氏は確か29歳(※14)。ギャル1お姉さまと並んで芝居もメイクも序でに年齢も頭ひとつ抜きん出ている(※15)。お二方が潜入活動その他で良く組むのは、製作サイドとして当然の判断と言える。画面で見てて安心感あるし。


※1/例えば、当方が同じく入れあげた役者に八代目市川雷蔵がいるが、此方のアイテムの質、量、かかる金額、もう偉い違い。スチールだけで100枚超す。
※2/何しろ、Wikipediaに久保氏の掲載されたのすら2018年。そこにあるデータも、出演作品以外はファンコレと勁文社の抜粋。マルベル堂とかもない。動画?ねえよんなもん。こちとら36年捜索し続けである。
※3/玩具、雑誌媒体など、初期のグッズはほぼこの時のスチールが採用されている。
※4/髭なし美形ヘドラーが、あのダンディな口髭になった件とか。
※5/今風に言うなら、推しのことは何でも知りたいし考えたい。ただのファン心理から来る推測にすぎない。
※6/例えば、正統派切れ者ヘドラー、暗躍系ハンターキラー。
※7/例えば、ガチ脳筋系ガイラー、若さ故の直情派メギド。
※8/知性派幹部の神官ポーがいるためである。実際、1クール目終盤の#13金メダル仕掛け人までは、空気読まずに征伐主張するだけの直情幹部扱い。
※9/寧ろ涙袋と唇の見せ方が病弱っぽく。打開策として手っ取り早いのはヘドラー式髭追加だが、ガイラーが既に髭キャラで、いくらガイラー系の幹部とは言え流石にそこまで被らせるわけには行かんと言うのもあっただろうし。
※10/元の男前っぷりを完膚なきまでに叩きのめし、ガイラーの後釜に座らせる目論見という意味では、見事に成功している。
※11/実際、口癖も似ているのはその名残だと思っている。
※12/個人的には久保氏ご本人の演技プラン熟考によるテコ入れだと思いたいファン心理。但し、あれだけ画面映えする役者をほっとくのは現場としては多分如何にも勿体なかっただろうし、スタッフと久保氏の両サイドから自然発生的に話が出た可能性もあり。
※13/この話で、ヘスラー指揮官どのは、脳筋幹部から、潜入活動も辞さない切れ者にして目を見張る男前幹部にクラスチェンジすることになる。大幹部としては変装回数が片手超えるのはかなり多い方だと思って差し支えない。
※14/昭和30年8月11日生まれの獅子座。
※15/大やアニーが二十歳そこそこ、ギャル軍団もそのくらい。そんな中で、仕事が出来る大人の男、大人の女を体現出来るのはこのお二方だけだったのである。実際、ギャル1お姉さまはいい女でいらした。