まあ此処まで手に入るのは予想外であった。此れでデビュー作についてはパンフ、ポスター、台本まで揃った。(※1)
取り敢えず一読してみたが、なるほど此れは重い。
人種差別に特殊性癖に私的制裁に自己保身にと、問題提起てんこ盛りである。(※2)
なるほど此れがデビューでは、演劇の社会的役割云々考えもしようと言うものだ。
難しい演劇論は、その道の賢明なる諸兄にお委せする。あたし如きにそんなことを論じる知識はない。
目下の懸念は、結局久保氏の役名が分からない、と言う一点である。(※3)
※1/あとは舞台写真だが、もう此れはまず出ては来ない。頒布があったかどうかも定かではないのである。
※2/白人に黒人、アメリカンにプエルトリカン、同性愛に小児性愛、我が子を異常性愛者に殺された看守、見当違いの復讐を闇に葬る上層部。
※3/台本→ブリニカ。パンフ→ブランカ。五十年史→ピーター。